pinappleの日記

座右の銘 あればあるなりに、なければないなりに。

『かがみの孤城』は傑作でした。はい。

ほんと今更だけど2年以上前に出版(2017年5月15日)された『かがみの孤城』を読みました。

辻村深雪さんっておそろしく頭いい人だよね。用意周到な様々な仕掛けを随所に盛り込んでいて、さりげなく示される情報や登場人物の反応が巧みに織り込まれた伏線が素晴らしい。

最初は不登校の子供たちがどのような過程で作られていくのかという社会的な物語かな程度のことを思いながら読んでいたらどんどん引き込まれていく。

「7」という数にこれだけの意味を込めることができるんだと感嘆したものです。

まあ久々に良書に出会えたので記録しておこうと思います。